クラスTシャツのボディに採用する色と、プリントするデザインは別々に考えてはいけません。クラスTシャツはクラスメイト全員が着用するものなので、なるべく全員が制作に参加することが望ましいです。たくさんの人が参加する作業は、担当を分けて分業した方が効率が良くなります。一つ一つを全員で取り組んでいては、時間を効率的に使うことはできません。
分業するということ自体は効率という観点からみても正しい選択なのですが、色とデザインの担当を分けて後から組み合わせるという段取りを組むのは、クラスTシャツ制作では避けた方が良いです。色とデザインを分けて考えない方が良い理由は、色とデザインが相互に影響を与えあう関係になるからです。同じイラストでもプリントするボディの色によって与える印象には大きな違いが出ます。全く別のイラストがプリントされているくらいの差が出ると言っても、言い過ぎではないでしょう。
それだけ大きな差が出る事なのに、最終の段階にならなければ分からないような計画が正しいわけがありません。デザインを優先して、それに合うボディの色を考えるという方法でも、逆にボディの色を先に決める方法でも構いません。どちらを優先的に考えるのかは、それぞれの事情によるところで正解はないです。使いたいデザインが決まっていればそちらを優先すれば良いですし、採用したいカラーがある場合はそれを意識しながらデザインを考えればいいでしょう。
いずれにしても、完全に分業して最終的に組み合わせる方法はお勧めできません。